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鍋のまま常温保存は危険だった!?カレーの正しい保存方法

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鍋のまま常温保存は危険だった!?カレーの正しい保存方法

子供も大人もみんな大好きなカレーライス。大きな鍋で大量に作り「2,3日間の食事はカレー」という家庭も多いのではないでしょうか?

よく「2日目のカレーは美味しい!」なんて言いますからね♪もちろん我が家でも、カレーの時は大量に作って、3日間連続でカレーになります(笑)

ただ、最近とても気になるのが「カレーの保存方法」です。自分一人の時は全然気にしなかったのですが、妻子がいる現在では、特に娘の身体のことを考えるととっても気になる問題になってます。

そこで今回は、カレーの正しい保存方法について、徹底的に追及してみました。実は…、鍋のまま常温保存はめっちゃ危険なんですよ~~(><)

カレーの保存方法、みんなどうしてるの??

カレーの保存方法、みんなどうしてるの??

まず、いろんな人に話を聞いたり、ネットの口コミを調べてみると、カレーの保存方法ってみんな違いがある事が分かりました。

よくあるパターンとしては…

・そのまま鍋で常温保存。こまめに温めなおせば大丈夫!
・冷めてから鍋ごと冷蔵庫にいれて保存する。
・タッパーなどに入れて冷凍保存する。
・冬は常温。夏は鍋ごと冷蔵庫に入れる。

などなど。大きく分けると「常温派」「冷蔵派」「冷凍派」の3タイプです。

今まで我が家の場合は「2日目まで常温保存、2日目に食べ切れなかった分は冷蔵保存」という方法で保存していました。「常温派」と「冷蔵派」のミックスですね(笑)

でも、残念ながらその方法が間違っていたことが分かりました…。

鍋のまま常温保存が危険なワケとは?

鍋のまま常温保存が危険なワケとは?

実は、カレーを鍋のまま常温保存した場合、食中毒を引き起こす「ウェルシュ菌」が繁殖しやすい状態になるんです!

「ウェルシュ菌」というキーワード、あまり聞きなれない言葉だと思います。ウェルシュ菌は、人や動物の腸内にもいるし、土の中にもいるありふれた細菌の一つです。

特に牛・豚・鶏肉などが保菌してしており、それらの食肉に含まれています。また、じゃがいもや人参などの根菜にも付着しています。

ウェルシュ菌の大きな特徴は、「加熱しても死滅しないこと」です。一般的な細菌は高温に弱く、「55~75℃で10~30分間の加熱で殺菌できる」とされています。

しかし、ウェルシュ菌は加熱されてる時に「芽胞(がほう)」という硬い殻を作って、しぶとく生き延びます。そして鍋の火を止めて常温保存し、増殖に適した温度(20~55℃)になると…、8時間ほどで食中毒を起こすほどに増えるそうです。

この時はライバルになりうる他の菌は死滅してますから、ウェルシュ菌とってはまさにパラダイスな環境なのです。

ですので、

カレーを鍋のまま常温保存する
⇒ウェルシュ菌が大量に増殖する
⇒再加熱しても「芽胞」を作って生き延びる
⇒それを食べて食中毒を起こす可能性が!

ということになるワケです…。

カレーの正しい保存方法5つのポイント

カレーの正しい保存方法5つのポイント

ということで、カレーの正しい保存方法として一番大切なことは「ウェルシュ菌の繁殖を防ぐこと」です。ウェルシュ菌の繁殖を防ぐために、次の5つのポイントを意識しましょう。

常温保存はNG!

上に書いたように、ウェルシュ菌は「20~55℃の増殖に適した温度」になると、8時間ほどで食中毒を起こすほどに増えますので、常温保存は絶対にNGですね(><)

急速に20℃以下に冷やすこと!

ウェルシュ菌の繁殖に適した温度は20~55℃ですから、必要な分量だけ取ったら、早めに急速に20℃以下に冷やしましょう。大きな鍋や桶などに氷水を入れて、そこでかき混ぜながら冷ますとすぐに冷やすことができるそうです。
大切なのは「菌の増殖に適した温度帯にいる時間を、できるだけ短くすること」です。

冷蔵庫に入れて保管すること!

20℃以下に冷ますことが出来たら、次に冷蔵庫で保管しましょう。冷やすことが出来ているのであれば、鍋のまま冷蔵庫に入れても良いですし、タッパーなどに小分けするのも良いでしょう。ちなみにタッパーにカレーの色が付くのがイヤなのであれば、タッパーにラップを敷いて、そこにカレーを入れれば大丈夫ですね(^^)

3日以上の保存は冷凍にすること!

3日以上保存する場合は菌の繁殖を抑えるために、フリーズパックなどで冷凍保存しましょう。冷凍し解凍するとジャガイモがドロドロになって不味くなるので、ジャガイモは取り除くか、または潰しておくと良いですね。

また、冷凍したカレーを食べる場合、一度冷蔵庫で解凍をしてから再加熱しましょう。「凍ったままレンジで加熱すると不味くなる!」という口コミが多数みられました。

食べる際はよくかき混ぜながらしっかり加熱!

芽胞から発芽し増殖している菌は加熱で死滅でき、菌の出す毒素も60度以上で不活化されるとのこと。ですので再度加熱する場合は、十分に加熱して、芽胞以外の菌をできるだけ少なくしましょう。

電子レンジでじっくり加熱するのもOKではありますが、「ウェルシュ菌は空気が嫌い」という特徴もあるため、鍋で良くかき混ぜながら加熱するのがベストと言えます。

以上、カレーの正しい保存方法として、5つのポイントをご紹介しました。

カレーの正しい保存方法まとめ

、次回使いやすいかもしれません。

今回、ウェルシュ菌に関することや、カレーの正しい保存方法についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?

ウェルシュ菌の怖さや、常温保存の危険性は、十分に分かっていただけたと思います。

ちなみに、ウェルシュ菌のお話しについては、カレーのみではなく、シチューであったり味噌汁であったり、様々な料理に共通するようです。

我が家では「カレー・シチュー・ミネストローネ・中華スープ・味噌汁・とん汁」などなど、スープ系料理をよく作るのですが…、毎回2,3日分大量に作るんですよね。

そして、カレーと同様に「2日目まで常温保存、2日目に食べ切れなかった分は冷蔵保存」という方法で保存していました。

そして、実は僕、よく下痢になっていた(いる)のです(><)思い返してみれば、確実にこいつらが原因だったと確信しています。

本当に「ウェルシュ菌恐るべし!」ですので、嫁のためにも娘のためにも、今回の保存方法を実践したいと思っています。

あなたのご家庭でも、ウェルシュ菌による食中毒を防ぐために、是非参考にしていただけたら嬉しいです(^^)


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