経皮毒(けいひどく)という言葉をご存じでしょうか?
「皮膚から有害な化学物質が侵入し、ヒトの身体に悪影響を及ぼす」ということで、さまざまな病気やアレルギーの原因になると指摘されています。
特に、小さな子どもは経皮毒の影響を受けやすいそうで、子どもを持つ親としては、とても気になるキーワードではないでしょうか。
そんな経皮毒ですが「経皮毒はある!」という肯定派と、「経皮毒はトンデモだ!」という否定派がおり、一般人の僕たちとしては判断に迷うところです。
そこでこの記事では、経皮毒は「本当にあるのか?ないのか?信憑性はあるのか?どんな症状なのか?どんな対策をしたら良いのか?」などなど、専門家の話をもとに徹底解説していきます。
経皮毒(けいひどく)とは?
まず、経皮毒とは「皮膚や粘膜から有害性のある化学物質を身体に取り入れてしまうこと」をいいます。経皮毒という言葉は、薬学博士の稲津教久氏らが著書で使っている造語であり、学術用語ではありません。
僕たち人が、何らかの物質を身体に取り入れる経路は3つあります。
・経気道吸収・・・呼吸によって取り入れる
・経皮吸収・・・皮膚から取り入れる
経皮毒は3つ目の「経皮吸収」によって、有害な化学物質を身体に取り入れてしまうことを指します。
経口吸収により身体に取り込まれた化学物質(合成食品添加物など)は、肝臓や腎臓などの臓器で分解、解毒され、汗や尿などとともに約90%は体外に排出されます。
一方で経皮吸収の場合は、10日経っても10%ほどしか排泄されず、皮下脂肪や脳、女性は子宮、男性は前立腺等に蓄積されやすく、人の健康に悪影響を及ぼすとされています。そのため経皮毒は「出口のない毒」として危険だと考えられています。
しかし、「経皮毒には科学的な根拠がない!」とされ、その存在を否定している専門家も多いです。
皮膚からの吸収は当り前?身体の部位ごとの経皮吸収率とは?
西洋医学の世界において経皮毒は否定されることが多いですが、「経皮吸収」という概念は普通にあります。経皮吸収型製剤(けいひきゅうしゅうがたせいざい)といいますが、有効成分を皮膚から血液中に吸収させて全身に送り届けること、を目的とした医薬品は多数あります。
ステロイドもその1つで、経皮吸収率の一例として、ステロイドの腕の吸収率を1とした場合に、他の部位は下の図のようになっています。
・頭皮(3.5)
・頬(13.0)
・あご(6.0)
・わき(3.6)
・腕(1.0)
・背中(1.7)
・手のひら(0.83)
・陰嚢・陰部(42.0)
・足首(0.42)
・足のうら(0.14)
このように皮膚の薄いところの吸収率が高く、特に「陰部」は42倍もの率であることがわかります。さらに、粘膜部分(口の中、肛門内部、膣内部)は、角質がないためにこの数値を上回るとされています。
経皮毒によってどんな症状になる?子どもへの影響が心配・・・
経皮毒により次のような症状が引き起こされると考えられています。
・女性の生理トラブル・・・子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣膿腫、乳がん、子宮がん、生理不順、生理痛、生理トラブルなど。
・男性の生殖器トラブル・・・無精子症、精子奇形、精子減少など。
・他のトラブル・・・がん、白血病、アトピー性皮膚炎・花粉症・アレルギー、肌荒れ、しみ、ぜんそく、免疫力、脳疾患、アルツハイマー病、若年性痴呆症、パーキンソン病、鬱症状、不安、ノイローゼなど。
我が家には2人の子どもがいますが、やっぱり子どもへの影響はとても気になります。子どもへの経皮毒の影響としては「アトピー、肌荒れ、湿疹、アレルギー、学習障害、多動症、自閉症、免疫力低下」などが指摘されているようです。
もし、これらの経皮毒の影響が本当にあるのだとしたら「めちゃくちゃ恐い・・・」と感じるのは僕だけではないでしょう。
実際のところ、経皮毒はあるのでしょうか?ないのでしょうか?
「経皮毒なんてありえない!トンデモだ!」という否定派の意見もあれば、「経皮毒に気をつけるべき!特に肌の弱い赤ちゃんや子どもは!」という肯定波の意見もありますので、両方の意見をもとに判断していきましょう。
経皮毒否定派の主張とは?皮膚の強固なバリア構造が守ってくれる!
経皮毒否定派の主張として「皮膚のバリア構造」を挙げるパターンが多いです。僕たちの皮膚は次の図のように「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から構成されています。
出典:lipidure.com
一番外側の見える部分にあたる角層(角質層)ですが、角層を構成する角層細胞の間には「細胞間脂質(さいぼうかんししつ)」という脂質があります。
出典:kao.com
角層をレンガ塀とすると
・細胞間脂質=レンガ同士の間を埋めるセメント
に例えることができます。
さらに細胞間脂質は「ラメラ構造」といって、「セラミドを含む脂質層」と「水分子層」が、交互に何層も重なりあう構造になっており、外部からの化学物質や細菌などの侵入を防いでくれています。
僕たちの身体にはこのような強力なバリア機能があり、一般的に出回っている化粧品や洗剤などを通常使用するぶんには「経皮毒なんてありえない!」としています。
そして、「危険性=毒性×濃度×時間」のように表せるわけで、たとえ化学物質が少々危険なものだったとしても、市販されているような商品は濃度が低く、さらに洗髪時の数分など触れている時間は短いので、危険性はないと考えられています。
また、「経皮毒の危険性を主張する人たちは、ビジネスのためにやっている。経皮毒の不安を煽って自然派シャンプーや化粧品を売りつけている」といった主張をしています。
経皮毒肯定派の主張とは?合成界面活性剤がバリアを破壊する!
では、肯定派はどんな意見なのでしょうか?経皮毒肯定派は主に「合成界面活性剤」「分子量」「脂溶性」というポイントによって、経皮毒はあると主張しています。
僕たちの身の回りには石油由来の合成化学物質があふれていますが、合成界面活性剤もその1つです。合成界面活性剤は「汚れを落とす洗浄作用」「泡立ちを良くする起泡作用」があって、洗剤やシャンプーなどに使われています。
また、食品や化粧品では「乳化剤」という表記で、「乳化作用」のために使われています。乳化作用というのは、水と油のように本来混じり合わないものを混ざった状態でキープする作用のことです。
このようにとても便利な合成界面活性剤ではありますが「皮脂膜や角層のバリアを破壊し、そこから有害な化学物質を侵入させる」という働きがあると指摘されています。
また、
・皮膚の性質に近い脂溶性
これらの条件を満たす化学物質は皮膚のバリアを通過するので、合成界面活性剤との複合作用で化学物質の侵入を促進してしまうと考えられています。
分子量500というのはあくまで健康な肌のケースで、角層のない粘膜の場合は、分子量500以上でも経皮吸収してしまうので特に注意が必要とのこと。
経皮吸収される経路は次の図のように3つありますが・・・
出典:saravio.jp
毛穴や汗腺から吸収される分子量は1000以下で、この3つの中で毛穴からの経路が一番吸収性が高くなるようです。お風呂場では身体が温まって毛穴が広がるため、シャンプーや洗顔料、入浴剤などには注意したほうが良いとされています。
また、合成界面活性剤はバクテリアによって分解されにくく、下水から海や川へ流れることで環境問題へと発展すると考えています。
結局、経皮毒はあるのか?ないのか?信憑性についての考察。
以上のように、経皮毒については否定派と肯定派の意見があって、僕たち一般消費者からすると、どちらも正しい主張に思えてしまい、判断に迷うのではないでしょうか?
ただ、個人的な意見としては「経皮毒はないとは言えない」と考えています。
一時、三大伝統医学の1つのアーユルヴェーダを学んでいた時期がありますが、アーユルヴェーダの世界では経皮吸収というのは当り前の概念のようです。
日本におけるアーユルヴェーダの第一人者である西川眞知子さんは、著書「はじめてでもわかる 役立つ アーユルヴェーダきほんBOOK」にて次のような説明をしています。
アーユルヴェーダでは、皮膚と内臓はつながっていると考えます。いちばん外側にある皮膚をきれいに保つことは、内臓をきれいにすることと同じなのです。また、さまざまな栄養や成分は皮膚を通じても吸収されます。そのため、今の状態に足りないものを皮膚からとり入れれば、5つのエネルギーのバランスが整うという考え方が、美容法のベースとなっています。
また、別の専門家によれば次のような意見もあります。
記者:最近、子宮の中にシャンプーの強い匂いがする人が多いと聞いたんですが、肌からシャンプーが吸収されちゃうなんてバカなこと、ないですよねえ。
渡會恵さん(以降、渡會):いえ、もしかしたらあるかもしれません。だって、アーユルヴェーダの施術の仕組みは、肌の表面に薬草オイルを塗り肌から薬草のオイルを吸収させ、そのオイルで体に溜まった毒素をはがしとり、体外に排出させるというものなんですよ。
出典:youpouch.com
子宮からシャンプーの匂いといえば、産婦人科医の池川明氏を思い出します。
胎内記憶の研究で有名な先生ですが、「羊水からシャンプーのにおいがした」という経験を何度もしているそうです。あるママさんのケースでは、朝晩2回、とある有名なシャンプーで洗髪していたそうで、複数の界面活性剤が配合されていて香りも強かったので、それが皮膚を経由して胎盤にたまり、羊水からシャンプーのにおいがしたのでは・・・、と考えているようです。出産の現場では、同様の体験をしている医師や看護師もいるようです。
また、黄土漢方蒸し(よもぎ蒸し)といって、舌下やデリケートゾーンの粘膜から漢方の湯気を経皮吸収させ、老廃物のデトックスをするという伝統的な美容健康法もありますし・・・
アロマセラピーでは、分子構造が小さく親油性である精油成分を経皮吸収させ、全身の細胞に影響を与える、という理屈による施術のようです。
このように何らかの物質を皮膚から吸収させるというのは、よくある概念であり、実際に効果を感じているであろう体験談も多々あります。つまり、経皮吸収できるのは「経皮吸収型製剤」以外にもあるわけで、そう考えると経皮毒も否定できないのではないでしょうか?
というわけで、「経皮毒はないとは言いきれない」し、「経皮毒は無視はできない」という結論に至ってます。特に、自分だけだったら何を選択しても良いですが、子どもの健康を守るためには「経皮毒には気をつけたほうが良い」と考えています。
経皮毒の有無は自分で決める!判断するための簡単な方法とは?
結局のところ、同じ医薬品でも人によって効果に違いが出るように、肌の強さ、内臓や免疫力の強さ、体質などは人それぞれ違うわけで、経皮毒の有無を一般定義すること自体に無理があるのでしょう。
経皮毒については完璧な理論が今のところ存在しないので、過去の個人の経験や現状が意見に大きく反映されます。
例えば、「大きな病気を経験した」「原因不明の体調不良がある」「体質的に○○はダメ」といった人にすれば、危険性のあるものはなるべく排除したいと思うでしょう。実際に、シャンプーや化粧品などを変えたことで体調不良が改善した、という体験報告はよく聞きます。
一方で、「健康面で不安は無い」「健康について意識したことがなかった」といった人にすれば、よく分からないもののためにお金をかけたくないし、選択の幅が狭まることを良しとしないでしょう。
おそらく多くの人は後者のパターンに属するでしょうし、近所の薬局などで手に入る(CMでおなじみの)リーズナブルでお得な商品を選んでしまいがちだと思います。
僕自身も昔はそうだったし、経皮毒を気にするようになったのは子どもが生まれてからです。特に今は、天命のために霊的成長を意識するようになり、経皮毒がレベルアップの妨げになると分かったので、できるかぎりの範囲で気をつけるようにしています。自分の天命について知りたい方は、良かったら次の記事をチェックしてみてください。
筋肉反射テストで自分にとっての正解を出す!
さて、経皮毒について判断する際に、かなり役立つのが筋肉反射テストです。
実は人の身体は電気で動いており、電気信号のスイッチのON/OFFによって筋肉の反応に変化があります。
身体に質問をして、
・間違った答え(NOの反応)の時⇒スイッチOFFになる⇒身体の力が抜ける
といった違いを見て判断していきます。筋肉反射テストについての詳細はこちら↓
この記事を参考にして、例えば、「私にとって経皮毒性のないシャンプーは○○(商品名)ですか?」「○○(商品名)の洗剤は、私の身体にとって経皮毒となりますか?」のような質問をしてチェックしていけば良いでしょう。
経皮毒の有無についての正解は人それぞれが出したら良いわけで、あなた自身の身体が、あなたにとってのベストな答えを教えてくれるはずです。
特に意識したい4パターンの経皮毒対策について
経皮毒として特に意識したいのは・・・
・毎日の生活の中で取り入れている
・自分だけでなく家族全員に影響するもの
などの条件を満たすモノで、優先順位が高いと考えています。
ここでは我が家でも実践している、4つのポイントに絞ってご紹介します。
お風呂やシャワーの水
まず、優先順位が高いのがお風呂やシャワーの水です。
お風呂やシャワーは毎日のことで全身に作用しますし、最初のほうで説明したように、頭皮(3.5)・頬(13.0)・あご(6.0)・わき(3.6)・背中(1.7)・陰部(42.0)など経皮吸収率が高いです。さらに、お風呂という環境は身体が温まって毛穴が開くために、いつもより経皮吸収されやすいとされています。
最近は、浄水器やウォーターサーバー、ペットボトルの水を利用するなど、飲み水には気を遣っている人は多いですが、お風呂やシャワーの水はどうでしょうか?水道水をそのまま使っている人が多いのではないでしょうか?
ご存じかもしれませんが、水道水には塩素がたっぷり含まれ、発がん性が疑われているトリハロメタンなどの有害物質の心配もあります。しかも、世界的に見ても日本の水道水の塩素量はトップクラスなのです。
例えば、アメリカやフランスでは0.1ppm以下、ドイツでは0.05ppm以下という基準で上限だけが設けられています。しかし、日本の法律では水道の蛇口レベルで「0.1ppm以上の塩素が残留していること」が定められています。「以上」というのがポイントです。
ですので、実際には諸外国の何十倍もの塩素濃度だったりします。
このような日本の水道水事情もあるので、お風呂やシャワーの経皮毒対策は必要だと考えています。特に我が家は、夏も冬も湯船に浸かりますし、娘がなかなかの長風呂タイプなので、お父さんとしては余計に心配なのです。
一番お手軽な対策方法としては、塩素などの有害物質を除去できるシャワーヘッドに付け替えることでしょう。お風呂のお湯もシャワーヘッドで出せばOK!シャワーヘッド1つでお風呂周り全体の対策ができるのは嬉しいですね。
シャンプーやリンスなど
せっかくお風呂やシャワーの水の対策をするなら、シャンプーやリンス、洗顔料などの経皮毒対策もしておきたいところでしょう。
近所の薬局でお手軽に手に入るようなシャンプーやリンス、特にCMでよく目にするような商品には、石油由来の合成界面活性剤が含まれています。
洗浄力が高く泡立ちも良いので、スッキリ気持ちの良い使用感を得られますが、刺激が強く、汚れだけではなく皮脂や常在菌までも取ってしまうそうです。頭皮が無防備なるために、化学物質や細菌などが入り込みやすくなるんだとか・・・。
僕の実家でも妻の実家でも、リーズナブルな価格で手に入る「メ●ット」というシャンプーを使っていますが、もうとにかく最悪のシャンプーらしいです。ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウムなどの合成界面活性剤が含まれていることや、他にも理由はあるのですが、気になる方は調べてみて下さい。
我が家ではシャンプーやリンスに関しては、僕に決定権はありません。「経皮毒とかあるらしいよ~」と伝えつつ、あとは妻の裁量に任せています。以前は、市販の安くてお得な商品を選んでいましたが、今では自分でいろいろ調べて、質の良さそうなものを買ってきてくれています。
市販シャンプーがあまり良くないなら、オーガニックシャンプーを使ったら良いのか?というとそう単純な話ではなく、「1種類でもオーガニック成分が入っていればオーガニックシャンプーを名乗れる」そうで、「オーガニック=優良」とは言えないようです。「無添加」というラベルにも、同じようなことが言えます。
ですので、成分や口コミなどをよくよく調べてみて、あとは筋肉反射テストで精査するのが良いかなと思います。
歯磨き粉
口の中は粘膜であり、特に舌下の吸収率は高いので、歯磨き粉選びはとても大切だと考えています。歯磨きは毎日のことで、朝昼晩1日3回歯磨きする人もいるでしょう。うちの子どもも小学校で1日3回の歯磨きを勧められているようです。
市販の多くの歯磨き粉には、発泡剤としてラウリル硫酸ナトリウムが使用されていますし、他にも香味料、合成着色料など、経皮毒が懸念されている成分がたくさん含まれています。
また、子ども用の歯磨き粉は「●●味」のように、甘くて美味しい味になっていますが、甘味料であるサッカリンナトリウムは発がん性が指摘されていますので、お子さんのいるパパやママは少し気にした方が良いかもしれません。
他にも、歯磨き粉といえば「フッ素」のイメージがありませんか?
多くの歯磨き粉には「虫歯予防の効果がある」としてフッ素が添加されています。しかし、フッ素には「歯のフッ素症」が指摘されてますし、FDA(アメリカ食品医薬品局)は「フッ素入り歯磨き粉は、幼児が飲み込んだ場合、毒物として、医師の手当てを受けるように」と正式に警告しています。
ですので、子どもへの安全性を考えるなら、
・1日3回の歯磨きのうち、1回だけ歯磨き粉をつける。
など、使い方を工夫することをオススメします。
また、フッ素は松果体を石灰化するといわれています。
松果体は人の霊性に関わる重要な部位で、「第三の目」という別名を持ち、古来から、人の身体に内蔵された無線送信機のようなものと考えられています。フランスの哲学者のデカルトは「魂の座」と呼んでいました。
僕は日々、霊的成長を意識してますが、筋肉反射テストをすると「フッ素は霊性進化を阻害する働きがある」という反応がでるので、フッ素入り歯磨き粉は使っていません。
というわけで、歯磨き粉の経皮毒性を考えるなら、安全性が高い天然成分100%の歯磨き粉を選ぶか、天然塩などでの歯磨きを検討したいところです。
一例として、我が家で使用している天然成分100%の歯磨き粉をご紹介します。→バイオペーストhttp://biopaste.net/
洗剤
シャンプーと同様に、薬局などで市販されている洗剤(例えば「ア●ック」「キュ●ュッと」など)は、ほとんどが合成洗剤で、経皮毒が疑われる化学物質がたくさん含まれています。
洗剤を使って洗濯すると、ちゃんとすすぎが出来ていると思っても、それらの成分が服に残ってしまっているものです。洗濯後のタオルなどを湯船に浮かべたことはありますか?タオルの周りがジュワ~~っと白濁するんです。
すすぎによって洗剤が落ちきっていないことは明白でしょう。(うちの洗濯機の性能が悪いだけかも、汗)
合成洗剤の成分が付着したままの服を着ることで、肌荒れやアレルギーを引き起こす可能性が指摘されています。
また、洗濯用・食器用にかかわらず、洗剤の化学物質は微生物によって分解されないものもあり、環境にも悪影響を与えると考えられています。
どんな洗剤の選び方をしたら良いのかは、まず、基本的に合成界面活性剤が含まれるものは避けるか、含有率の低いものを選んだら良いかと思います。石けんの成分である「脂肪酸カリウム」の洗剤を選ぶのも良いでしょう。
あと、個人的にオススメしたいのは、every [エヴリィ]という洗浄剤です。水で洗えるもの全てに使えるということで、洗濯用にも食器用にも使えます。薄めて使えるので、何だかんだでリーズナブルで使い勝手も良いと思います。
他にも、肌にも環境にも優しい洗剤はたくさんあるので、一度お試ししてみて使用感を確かめながら、また筋肉反射テストを活用しながらベストな商品を見つけていくと良いでしょう。
気軽にできる範囲で、経皮毒を意識した生活をしましょう
以上、経皮毒について説明させていただきましたが、どう思われましたか?
「経皮毒には科学的な根拠がない」と否定する専門家も多いですが、「経皮毒に気をつけるべき!」と肯定する専門家も多いので、判断に迷うところではありますが・・・
何らかの物質を皮膚から吸収させるというのは普通にあることなので、個人的には「経皮毒は絶対ないとは言えない」「経皮毒は無視はできない」と考えています。
特に、うちには小さな子どもがいるので、子どものためにも経皮毒には気をつけたいと思っています。
有害とされる合成化学物質は日常にあふれてますから、あまり意識し過ぎると「アレもダメ、コレもダメ」と生活が窮屈なものになってしまいます。ストレスの原因になってしまっては元も子もありません。
ですので、気軽にできる範囲で、特に日常生活でよく使うものに関しては、経皮毒のことを意識していただけたらと思います。我が家では「お風呂やシャワーの水」「シャンプーやリンス」「歯磨き粉」「洗剤」だけは経皮毒を意識しています。お風呂環境はやっぱり優先順位が高いかなと。
また、身体に有害な化学物質を入れないことと同時に、身体に入った毒を出すことも大事だと考えています。どんなに気をつけていても、毒が身体に入ってくるのは100%防ぐことができませんから、身体のデトックス機能を高め、毒を身体から出せるようにすることも大切でしょう。デトックスについてはまた別の記事に書いていきます。
というわけで、僕たちの身体の健康のためにも、子どものためにも、環境のためにも、霊性進化のためにも、ぜひ実践できるところから、経皮毒対策をしていただけたらと願っております。