引き寄せの法則とか、いわゆるスピリチュアルに分類される情報をチェックしていると、よく見聞きするキーワードの1つに「波動」や「周波数」があります。
「あの人は波動が高い」とか「波動が高い石を身につけよう」とか「高い周波数にチューニングすれば願いが叶う」とか、いろんな言われ方がしますが、「何となくニュアンスは伝わるけど、分かるようで分からない・・・」というのが多くの人の認識ではないでしょうか?
また、高波動グッズなどスピリチュアル商法でよく使われることもあって、「うさんくさい」というイメージを持ってる人もいるかもしれません。
ただ、天命と霊的成長を意識するにあたって、「波動」や「周波数」はかなり重要だと認識するようになりました。多くの人にとって波動を高めることは、豊かで幸せな人生にモロ直結するのです。
そこでこの記事では、「そもそも波動とは?」という話に始まり・・・
・波動とチューニングの仕組み
・波動と魂の目的のこと
・波動(周波数)の高い人と低い人の違い
・波動を上げることと世界平和の関係
・波動(周波数)を上げる簡単な方法
などなど、詳しく解説していきます。人生を良くする上で、かなり重要な概念だと思うので、ぜひご一読いただけたら嬉しいです。
そもそも波動とは?物理学において波動は何を表す?
そもそも波動は何かというと「何らかの物理量の空間分布パターンが伝播する現象」のことです。分かりやすい正弦波を例にして説明します。
これが正弦波と呼ばれる波動です↓
正弦波では、周波数・波形・波長・振幅などの物理量が定義されます。それぞれ簡単に説明します。
周波数・・・振動数と意味としては同じで、振動体として1秒間にどれくらい振動しているかということ。単位はヘルツ(Hz)。物理現象には「振動数」、電磁波などは「周波数」、という使い分けがされているようです。
波形・・・何らかの物理量の変化を、時間または距離を横軸としてグラフ表示したもの。下の図のようにいろんな波形があります。
波長・・・空間を伝わる波の持つ周期的な長さのこと。
振幅・・・振動の、中心の値と最大値との差のこと。
出典:manapedia.jp
このような周波数(振動数)・波形・波長・振幅を持った振動波のことを波動と言います。スピリチュアルにおいて「波動が高い」「波動が低い」というのは、主に周波数(振動数)を示しています。
つまり、波動が高いというのは1秒間の振動数が大きいということ。例えばテラヘルツ波は1秒間に1兆回という数値であり、とんでもない振動をしていると分かります。振動ということで、波動のことを「ヴァイブレーション」と呼ぶケースもあります。
すべてのモノは振動するエネルギーなの!?
人間だけに限らず、動物も植物も鉱物も全ての物質は、原子→原子核→陽子・中性子→素粒子と、すご~く細かく分解していくことができます。下の図が参考になるでしょう。
陽子・中性子・電子などはナノサイズ(1メートルの10億分の1)、あるいはそれよりも小さな世界であり、ニュートン力学などの物理法則が通用しないために量子力学が採用されています。
陽子・中性子・電子の他にも、光子ニュートリノ・クォーク・ミュオンなどの素粒子も量子に含まれます。そんな量子は「粒子性と波動性の二重性」を持っています。
粒(物質)であり、振動している波(エネルギー)でもあるのです。
本もパソコンも鉛筆も、僕もあなたも、大地や地球も、みんなプルプルと振動しているのです。目には見えない空間にも酸素や窒素など、さまさまなものが充満しており、それらもみんなプルプルと振動しています。
宇宙にある万物はすべて周波数を持つ振動体であり、振動によってコミュニケーションをし、お互いに影響を与え合っているわけです。「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」というバタフライ効果にも信憑性を感じられるのではないでしょうか?
人はテレビやラジオと一緒?チューニングしたものが現象化する!
テレビ局やラジオ局では、さまざまなチャンネルの周波数・波形・波長・振幅の振動波を出力し発振しています。僕たちの五感ではそれを直接見たり聞いたり、感じたりできませんが、テレビやラジオに電源を入れてチューニングすることで受振し、映像を見たり音声を聞いたりすることができます。
実際には、チューニングしたい振動波をわずかに発振することで、共振・同調して受振することができています。「発振することで受振している」というのが重要なポイントの1つです。
実は僕たち人も、テレビやラジオと同じような機能を持っています。自分がチューニングしている周波数に合ったものが、その人のリアルな世界に映し出されるのです。
例えば、感謝と喜びの心で生きている人には、自然と感謝と喜びに満ちあふれたことが現象化されてきますし、いつもイライラしている人には、そのイライラを助長させるようなことが現象化されてくるものです。
重要なのは、自分がまず発振しているということ。そこに共振・同調が起こって現象化されるということ。
自分がプラスの波動を発していれば、プラス波動のものが共鳴し引き寄せられるし、逆もまたしかりです。「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、似ている波動の人同士が共鳴し、同調し、引き寄せ合うわけですね。
つまり、どんな人生を歩んで行きたいかは、自分で自由に選択できるということです。
自分がどんな番組を見たいのかを考え、意識をチューニングし、強く意図して行動することで、その番組がリアルに現象化されてきます。すべての人にはそのような力があることを、十分に認識して欲しいと思います。
無意識のうちにネガティブな波動にチューニングしてしまい、ネガティブなことが現象化されてしまうパターンも多いので、自分がいつもどこにチューニングを合わせているのかを観察することも大切でしょう。
波動(周波数・振動数)を高くしていくことが魂の目的?
波動の法則という有名な本があり、『原子核の集合体(EXA PIECO)=本質≒魂』と定義し、次のようなことが書かれています。
私ども人間は、一人ひとり本質というエネルギー体の振動波が存在し、それはすべて承知の上で、それぞれが、この時期にその人間を選択して宇宙の仕組みを理解し、この文化がより宇宙と調和のとれる方向へ変換できるよう、ある役割をしながらスタディするのが目的で生まれたそうです。
・この文化=地球
・ある役割=天命(天から与えられた役割)
と言い換えることができるでしょう。
ちなみに宇宙は『愛』の波動(周波数・振動数)らしいです。
つまり、
ということ。また、次のような説明もあります。
原子核の集合体(EXA PIECO)がまだ未熟な段階にあり、周波数が低く、自然の法則をまだより詳しく、正確に理解できていないレベルの振動波の時には、スタディのためにいろいろな状態のボディを選択し、そこで体験をして味わうということをしています。人間の場合で言えば、原子核の集合体(EXA PIECO)がスタディのために人間のボディを選択し、借りているわけです。
~~~~~
自然の法則にかなった調和のとれた意識でスタディを積み、実行していくに従って周波数が上がる。
のように言い換えることができるでしょう。
つまり、自己の天命を果たしながら、魂の波動(周波数)を宇宙の愛の波動にまで高めて調和させていくことが、魂の目的だと言えるのではないでしょうか。
天命については次の記事をご参照下さい。
波動(周波数)の高い人、波動(周波数)の低い人の違いとは?
・波動(周波数)の高い人
・波動(周波数)の低い人
にはどんな差があるのでしょうか??
この違いを説明するのに、【エイブラハム 感情の22段階】が役立ちそうです。
出典:i love cats(とても綺麗で分かりやすかったので、こちらの画像をお借りします)
波動(周波数)の高い人というのは、1~7のポジティブエネルギーの感情、特に1の感情(感謝、愛、高い評価、喜び・感動、溢れる活力、自信、自由、大いなる気づき)にチューニングできている人です。
波動(周波数)の低い人というのは、8~22のネガティブエネルギーの感情にチューニングしている人です。とても分かりやすいですね。
ここで1点注意して欲しいのが「自由」の定義です。
一般的に
・時間の自由・・・自由に使える時間がたっぷりあること。
を自由と捉えてしまっている人も多いかと思います。そのため「セミリタイヤ」というキーワードに憧れを抱く人がたくさんいます。僕自身も、ココを目指してしまっていた時期がありますが・・・、本当の自由は魂の意識に完全シフトすることです。
神我(真我)・アートマン・直霊・モナドなどとも言われますが、魂レベルの自分にとっては、お金や時間の自由なんて価値はありません。天命(天から与えられた役割)を果たし、愛と喜びと感謝に満ちた人生を送り、魂の波動(周波数)を高めていくことに価値を持っています。
エゴセルフの自分を卒業し、魂の喜びのために生きることが本当の自由だと言えるでしょう。
・溢れる活力
・自信
・大いなる気づき
なども、魂の意識に完全シフトした生き方をするに従って、自然と「活力に溢れ」「自信が満ち」「直感が高次元からどんどん降りてくる」という状態になると考えられます。
というわけで波動(周波数)の高い人になるべく、1~7のポジティブエネルギーの感情、特に1の感情にチューニングすることを心がけたいですね。
あなたが波動(周波数)を上げることが世界平和につながる!?
実は、あなたが波動(周波数)を上げることは、それだけで世界平和に貢献していることになります。
僕は2010年くらいから心身統一合気道という流派にて合気道を学んでます。僕が師事している先生のクラスではいろいろな「氣の使い方」の実験を行うのですが、その1つに次のような実験があります。
先生がポジティブな感情になると、その場にいる全員の心身の状態がシーーンと静まり安定し、押されてもビクともしなくなるのです。逆に、先生がネガティブな感情になると、皆、不安定でグラグラな状態になるのです。
これが何を意味しているのかと言うと・・・
道場の誦句集という書の中に次のような文言があります。
つまり天地と一体となるために、合気道の修行をするということ。昔は何を言っているのか皆目分かりませんでしたが、今ではよく分かります。
天地と一体となることは「波動(周波数)を上げて、宇宙との調和度を高めること」と一致するのです。波動(周波数)が上がるほどに、当然ながらエネルギーも大きくなります。エネルギーは高いところから低いところに流れるという法則があります。
先生は長年修行されているので、波動(周波数)が高く、エネルギーも僕らとは桁違いに大きいです。
つまり、先ほどの合気道の実験が意味することは、「波動(周波数)の高い人はエネルギーが大きく、良い意味でも悪い意味でも、その場への影響力が大きくなる」「相手の状態を良くも出来るし悪くも出来てしまう」ということ。
波動(周波数)の高い人のチューニング先に、周囲にいる人たちを同調させてしまうんです。
チューニング先が愛と調和に満ちた番組だったら、みんなも愛と調和の振動になってエネルギー状態が良くなり、逆に怒りや恐怖に満ちた番組だったら、みんなも怒りと恐怖の振動になってエネルギー状態が悪くなるわけです。
例えば、上司の愚痴ばかりでギスギスしていた飲み会の場が、遅刻してきた先輩が登場したとたん、すごく和やかな場になって、「あれ?さっきまでのは何だったんだろう?」みたいなことってあるかと思います。
それはその先輩の波動が高く、良いチャンネルにチューニングしているので、皆のチャンネルも自動で切り替わり、空気が一変してしまったということです。
このような人は生きているだけで、世の中に良い影響を与えます。周りの人たちのチャンネルを、愛と調和に満ちた番組にどんどん切り替えてしまうわけですから、結果的に世界平和に貢献することになるでしょう。
ですので、もう少し正確に言うなら、
ということになります。
波動(周波数)を上げるためのシンプルで簡単な3つの方法
では、波動(周波数)を高めるためにはどうしたら良いのでしょうか?方法はたくさんありますが、ここでは誰でもすぐに取りかかれそうな、シンプルで簡単な方法を3つご紹介します。
【1】天命に生きること
天命とは?天命に生きるために知っておきたい11のポイントの記事にて、僕たちの天命は「日本の天命の中の1つの役割としての自己の天命」だとお話ししました。
そして、日本の天命は「地球を大調和に満ちた恒久平和の星に進化させること」です。
天命にチューニングを合わせて生きることは、波動の法則に書かれている魂の目的とも一致しますし、エイブラハム感情の22段階のポジティブエネルギー(1~7の感情)で生きることにもなります。本当に天命に生きることに集中し始めたら、ネガティブエネルギー(8~22の感情)を感じているヒマがないのです。
ですので、波動(周波数)を高くするために、ぜひ天命に生きることにチューニングしていただけたらと思います。
【2】愛や喜び、感謝にチューニングする
愛・喜び・感謝はエイブラハム感情の22段階でも最上位にあり、特に感謝に関しては、一般的にも「ありがとうの心が大事!」とされています。松下幸之助氏や稲盛和夫氏など、数々の大成功者も「感謝の心で生きること」の重要さを説かれています。
「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」だそうです。僕たちがあたりまえだと思っていることには、どんなことがあるでしょうか?
・心臓などの臓器が日夜を問わず動いてくれていること
・目や耳など五感が働いてくれてること
・太陽が照らしてくれていること
・ほどよい酸素濃度の空気があって呼吸できること
などなど、言い出したらキリがありません。
地球の自転速度は、赤道付近上で時速約1,674km。地球が太陽の周りを回る公転速度は、時速約108,000km(秒速約30km)。そして太陽系は、時速約864,000km(秒速約240km)で天の川銀河の中を移動しています。
ご存じでしたか?つまり僕たちは、宇宙が創った奇跡的な大調和の中で生きている、いや生かされていると言えます。「このような宇宙の法則=天(神)の愛」と言っても良いのではないでしょうか?
師匠は「ただ生きているだけで大感謝」「毎日毎日が、一瞬一瞬が喜び」「深く深く感謝することが大切」だと言います。
「誰かが親切にしてくれたからありがとう」というのは普通のことです。誰も何もしてくれなくても、天(神)の愛を感じ、細胞が喜びに満ち、感謝があふれてくる・・・そんな感覚にチューニングし続けることで波動(周波数)はどんどん上がっていくでしょう。
波動の高く(低く)なるものを取り入れる(さける)
今回、最後にご紹介したいのはこちら↓
・波動(周波数)が低くなるものをさける。
とってもシンプルですね。この項目はとても大切ですし奥深いので、別記事にしっかり書いていきますが、ここでは簡単にイメージを伝えれたらと思います。
まず、誰でもすぐに取り組めるのが「食の改善」です。僕たちの身体は、取り入れた食べ物・飲み物・空気などから作られていますので、食の改善をするだけで波動は大きく変化します。食に関しては、良質のものを選ぶことも大切ですが、その前に取り組みやすいのが「これはアカン!」というものを避けることです。
例えば、カップラーメンやコンビニ弁当やコーラなどは波動が低い商品の代表、というのは何となく分かってもらえるかと思います。基本的な考え方として、保存料や合成着色料など、合成食品添加物たっぷりの食べ物・飲み物は波動が低いのです。
ですので、もしそのような食事が習慣化しているなら、それを無くすだけでかなり大きな変化を感じることができるでしょう。
波動(周波数)を上げるのか?下げるのか?の判断は、直感に従ってもらっても良いですし、筋肉反射テストをすることで判定することも可能です。
食の他にも、音楽、テレビ、SNS、場所、付き合う人など、いろんな影響を受けて波動(周波数)が上下しますので、「波動が高くなるものを取り入れ、波動が低くなるものをさけること」は日々意識して欲しいと思います。
波動が高くなると思って取り入れていたのに、実は、波動を下げる原因になっていたというパターンもあるあるなので、筋肉反射テストを活用して注意深く観察すると良いかもしれません。
ちなみに、波動(周波数)を高くすることは、玄胎結成やイニシエーションなどの霊的成長にもリンクしますので、僕自身も強く意識していることです。
世のため人のために波動(周波数)の高い人を目指しましょう!
以上、波動(周波数)についていろいろと解説しました。だいぶ波動に対する認識が深まったのではないでしょうか?
あなたが波動(周波数)を上げ、愛・喜び・感謝などのポジティブエネルギーにチューニングして生きることは、それだけで世界平和に貢献していることになります。このような生き方をしていれば、プラス波動のものが共鳴し引き寄せられ、良き出会い、チャンス、幸運、経済的な豊かさなど、あなたの波長にあったことがどんどん現象化されていくでしょう。
良いことばかり起こっている人を見ると、「なんてラッキーな人なんだ!」と思うかもしれませんが、波動の原理を知ればごくごく当り前のことだと分かります。どんな人生を歩んで行きたいかは、あなた自身が自由に選択することができるのです。
是非、波動(周波数)を上げるための方法などを参考に、どんどんレベルアップしてもらって、高いエネルギーのもとに、天命に生きていただけたらと願います。